ジュニアテニスにおける親と選手(子供)とコーチの役割

ジュニアテニスのコラム

こんにちは、神奈川県横浜市でレニックステニススクールとじぶんビジョンを運営している高田です。

今日は、僕なりに考えるジュニアテニスにおける親と選手とコーチそれぞれの役割について書きたいと思います。

例えば、ジュニアを指導するコーチの中には「親は練習を見に来ないでください!」という人もいます。

どうしても練習をみて熱くなってしまい「親」という立場を忘れ、行き過ぎてしまう親御さんがいるのは確かです。

そのため、コーチをやっている身としてその言い分もわからないこともありませんが、僕としては親の協力は絶対に必要だと感じています。

ありきたりですが、「コーチ」が「親」になれないように「親」が「コーチ」にはなれません。

ジュニアテニスの道を行く上で、「親」と「選手(子供)」と「コーチ」のそれぞれがどうあるべきなのか、僕なりの意見を書いてみたいと思います。

「日頃、練習を見ているとどうしても子どもに口を出したくなってしまう…。」という方は、ぜひ1つの意見としてこの記事を読んでみて下さい。

ジュニアテニスおける最高の「親」と「選手」と「コーチ」の関係

僕はこれまで幼稚園児から高校生まで1通りキッズ・ジュニアと呼ばれるカテゴリーの選手をみてきました。その中で「親」と「選手」と「コーチ」それぞれがどう在るべきなのかを考える機会は多々ありました。

ここからは、それぞれの在り方についても僕なりの考えをまとめたいと思います。

「コーチ」の在り方

コーチの重要な役割は「選手1人1人の現在地と目標に合わせてプランを立て、それを選手と共に遂行すること」です。

そのためには、コーチはテニスや運動についての正しい知識、論理的な思考力、選手をモチベートする力が必要だと考えています。

コーチについてはこのくらいで…。

「選手」の在り方

選手の重要な役割は「自分のために一生懸命テニスをすること」です。

小学生・中学生・高校生という多感な時期は親やコーチや周りの選手が気になり、自分のためにテニスをすることが難しくなります。

上手くいかないと周りの選手を落とそうとしたり、インチキをしたりします。

ミスをすると親やコーチの顔色を窺います。

成長過程として、このような過程を通るのはごく当たり前のことかもしれません。

しかし、自分が自分のためにテニスをしているという自覚を持てるようになることがジュニア選手にとっては最重要課題なのです。

「親」の在り方

親の重要な役割は「子のサポートしてあげること」です。

金銭面や食事・生活面のサポートはもちろんですが、練習が終わったら「お疲れ様!よく頑張ったね!」と笑顔で迎え入れてあげることが一番の役割です。

時間があるならば、子どものフォームチェックのためにビデオで録画したり、打った球を拾ってあげたりするのも良いと思います。

ただし、間違えてもテニスについて口出しをしてはいけません。口出しをして解消されるのは親の高ぶった感情だけです。

口うるさい親のせいで良い方向に進んでいたコーチと選手の信頼関係を崩してしまうケースをこれまで何度もみてきました。

もし、練習を見ているとどうしても何か子どもやコーチに言いたくなってしまうのであれば、練習は見ずに家にいる方が全員にとってWIN-WINであることは間違いないでしょう。

まとめ

「最近の親は部活の練習にもくるんだよ…。」

これを元々指導していた高校の顧問の先生やコーチから聞いたとき、僕は唖然としました。

小学生なら分かりますが、高校生ですよ!?

親離れや子離れの難しさは子どものいない僕にはわかりませんが、どう考えても普通ではありません。

コーチはコーチとしての役割を、選手は選手としての役割を、親は親としての役割を見失ってはいけないのです。

ジュニアテニスの主役はあくまでも選手です。

コーチや親はそれを引き立てるわき役です。

わき役が出しゃばったとき、主役は殺されてしまうのです。

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