試合に勝てない!ジュニアテニスの負け癖対策とは?

ジュニアテニスのコラム

こんにちは、神奈川県横浜市でレニックステニススクールとじぶんビジョンを運営している高田です。

大会に出始めたんですけど、負けてばかりで全然勝てないんです!

これまでは少なくとも1〜2回戦は勝てていたのに、最近は初戦負けばかりなんです!

練習では良いプレーができているのに、試合だと別人のようになってしまうんです!

ジュニア育成のコーチをしているとこのような相談をいただくことが多々あります。

今日は、ジュニアテニスで試合になると普段の実力が出ない原因と負け癖から脱却する方法について書きたいと思います。

なかなか勝てないと無気力なプレーが目立つようになるのは当たり前のことです。

必要以上に神経質にならずに、現状を乗り越えるようにしましょう。

試合になると実力が出せない!このジュニアテニスあるあるの原因とは?

練習では、サーブで相手を崩してオープンコートをつくり、はやい攻撃を仕掛けて、ネットプレーで完璧な点が取れるのに..。

試合になると、サーブは入れるので精一杯、ラリーはただ当ててムーンポールを繋ぐだけで相手のミス待ちに…。

これはもはやジュニアテニスあるあるといえるでしょう。

なぜ試合と練習では人が違ったようなプレーになってしまうのでしょうか?

よくこのようなケースでは「メンタル面が弱いからだ!」と言われがちですが、その認識は間違っています。

もちろん、メンタルを軽視するわけではありませんが、それ以上に技術・体力の方が試合結果に反映されるのです。

また、試合では練習でできていることの6〜7割ができていれば、及第点であると言われています。

練習で10回中7回成功しているプレーは、実際の試合では4〜5回成功すれば御の字だと理解しておかなくてはいけません。

そう考えると「試合になると実力が出せない」というのは、当たり前のことなのです。

試合で今の自分が持っている実力を出すためには、実力を1.5倍程度上げる必要があるということです。

つまり、練習を積み重ねて実力を高めることがすべてなので、「試合で実力を発揮できた!」と感じられるようになるには時間がかかるのです。

試合で勝てない!ジュニアテニスの負け癖から脱却する方法とは?

では、「試合に出始めたけどなかなか勝てない!」、「前までは勝てていたのに負けが続いている!」という、いわゆる”負け癖”から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか?

負け癖というのは、負けが続いて試合に勝てるビジョンが持てなくなる心理状況を意味します。

ここから脱却するためには試合に勝つ経験を積み重ねるしかありません。

そのためには、レベルを落としてでも勝てる試合や大会に申し込むという方法があります。

僕たちのテニススクールでおすすめしているのが、実力的に負ける試合:同等な試合:勝てる試合の割合が1/3ずつになるように試合を選ぶことです。

レベルアップを焦って実力的に難しい試合ばかりに出場してモチベーションを落としてしまったり、負けるのを恐れて簡単な試合ばかりに出場してレベルアップの機会を逃してしまったりするケースを多々みてきました。

子どもなので、負ければモチベーションは落ちるし、勝てばモチベーションが上がるのは当たり前です。

だから、負け癖がついてモチベーションが下がってしまっているなら、勝つ経験を積み重ねていくことで自信を回復するしかないのです。

プロ野球選手が、調子を落とした時に2軍で調整するのと同じ感覚です。

このように試合のレベルをコントロールすることで、負け癖から脱却することが可能になるのです。

まとめ

そもそも、試合の勝ち負けってそこまで重要なことかを今一度考えて欲しいと思います。

試合はお互いの試し合いであり、日頃の練習の成果を発表する場でしかない。

僕はそう思っています。

勝ち負けは、その発表会の出来を評価するものであって、決して優劣を決めるものではないです。

試し合いによってこれまでの練習の評価をし、改善していくことに意味があるのです。

試合の勝ち負けの意味合いから考え、試合経験を積んでいけるといいでしょう。

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