こんにちは、神奈川県横浜市でレニックステニススクールとじぶんビジョンを運営している高田です。
いつも「ジュニアテニスの道」を読んでいただき、ありがとうございます。
このサイトでは、ジュニアテニスに取り組む子どもやご家庭に向けて、テニススクール経営者・テニスコーチとしてジュニア育成に12年以上携わって得た知見を発信しております。
発信している情報がみなさまの目にとまり、少しでもお役に立てれば幸いです。
さて、この記事では「ジュニアテニスの価値」について、上記の立場から本質的な内容を書きたいと思います。
これは、今まさにジュニアテニスに取り組んでいるご家庭、これからはじめようとしているご家庭、既に卒業したご家庭、コーチ・スタッフなど、ジュニアテニスに関わるすべての方に向けて有益な指針になるかと思います。
ぜひジュニアテニスが持つ本当の価値を理解し、子どもたちの未来にいきる取り組み方を考えるきっかけにしていただければと思います。
ジュニアテニスは、子どもの進路を現実的に無限大にする。
まずは具体的な価値から解説しておきましょう。
この具体的な価値については、2024年8月現在の状況をもとに書いています。そのため、今後数年の間にアップデートされる可能性があるので、ご了承ください。
僕は、ジュニアテニスはあらゆる教育投資のうち、最も投資対効果が高いもののひとつだと考えています。
なぜなら、進路の選択肢の質と量が、他の教育投資先である受験や他のスポーツと比較して大きいからです。
例えば、ジュニアテニスを高校3年生まで一生懸命続けたとしましょう。
そこで出てくる選択肢はざっくりと分けると、
- プロテニスプレーヤーとして活動する。
- テニスの戦績を生かして国内の大学を受験する。
- テニスの経験を生かしてアメリカの大学を受験する。(スカラシップ)
という3つになります。
もちろんその世代のトップ選手になればプロテニスプレーヤーとして活動することもできますし、
それなりの戦績を残して大学とコミュニケーションを取っていれば、テニスの強い大学=国内大学では偏差値トップレベルの私立大学に進学できますし、
きちんと英語の勉強と両立してテニスをしていれば、レベル問わずアメリカの大学やコミュニティカレッジのスカラシップを取得して、進学できます。(進学後に望む大学への編入も可能です。)
つまり、結果が出ればプロや国内有名私立大への進路があり、結果が出なくてもスカラシップを利用してアメリカの大学への進路が残されるのです。
そして、国内有名私立大や海外大を卒業すれば、その後のキャリアについて主導権を握ることは難しくないでしょう。
これだけの選択肢を真正面から受験勉強や他のスポーツで得ようと思ったら、難易度は桁違いになります。
つまり、下手にリスク分散を考えて、ジュニアテニスと受験勉強どっちつかずになり、テニスでも受験でも微妙な選択肢しかないというのはもったいないのです。
そのため、ジュニアテニスに時間とお金を投資するというのは、現実的に子どもの選択肢を無限大にする方法といえるでしょう。
最も大切なのは、ジュニアテニスを通じてなにを学ぶのか?
ぶっちゃけるならば、僕としては上記の具体的な価値は、単なる保険だと思っています。
ジュニアテニスにどっぷりのめり込んでも、将来の選択肢はいくらでもあるよ~
という保険です。
ジュニアテニスの本質的な価値は、「人生にいきる学びを得ること」だと思っています。
正直、あらゆる子どもの教育における価値は、すべてここに行き着くと思います。
日々のテニスの練習を通じて、仲間やコーチとのコミュニケーションを通じて、大会での勝負を通じてなど、
テニスというスポーツのさまざまな側面を通じて、人として大切なことを学べるのが最も大きな価値なのです。
しかし、子どもやその渦中にいるご家庭が、常にこのような抽象的かつ鳥瞰的な視点を持ち続けるのは難しいでしょう。
最も重要であるにもかかわらず、目先の勝ち負けや楽しみによってごまかされてしまうのです。
これは何度も言いますが、これは仕方のないことです!
だから、僕たちのようなテニススクールのコーチやじぶんビジョンのコーチが、常にブレずに「テニスを通じてなにを学ぶのか」にフォーカスし続ける必要があるのです。
まとめ
ジュニアテニスの道は、あらゆる可能性に繋がっているからこそ、なんとなく歩むのはもったいないです。
将来を決めきる必要はありませんが、ある程度目的意識を明確にして取り組むことで、その価値を享受することができるでしょう。
そうすることで、目標が明確になり、逆算によって計画や今すべきことが割り出せるでしょう。
すると、その過程で得る学びも解像度が高まり、これからの人生に活かせる良質な経験となるのです。
この機会にどのようにジュニアテニスと向き合うのか、ご家庭で話し合ってみましょう。
もし、こちらからご相談頂ければ、僕なりの意見をお伝えすることも可能です。
ぜひ、お気軽にご連絡ください。
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