こんにちは、神奈川県横浜市でレニックステニススクールとじぶんビジョンを運営している高田です。
ジュニアテニスの指導をしていると必ず質問されることのひとつがラケット選びについてです。
ジュニアテニスにおいて正しいラケット選びは、パフォーマンスアップだけでなく怪我の予防にもつながります。
19・21・23・25・26インチ、大人用ラケット(27インチ)のどれを選ぶべきなのか?
大人用ラケットならば重さやバランス、フェイスの大きさ、ストリングパターン、フレーム形状はどれがいいいのか?
今日は、ジュニアテニスの正しいラケットの選び方について解説したいと思います。
ジュニアテニスにおけるラケットの選び方の基準とは?
まず、ジュニアラケットの選び方の基準を押さえておきたいと思います。
基本的には、ジュニアラケットは長さ(インチ)で種類を選びます。
子供の身長に合わせて使うラケットのサイズを決めましょう。(以下の画像がわかりやすいと思います。)
他にも素材(アルミ・グラファイト)やストリングなど違いはありますが、逸脱したものでなければあまり気にしなくても良いでしょう。
ジュニアテニスで大人用ラケット(27インチ)に移行するタイミングと選び方とは?
また、ジュニアラケットから大人用ラケット(27インチ)に移行する際には、重量とバランスを基準にラケットを選ぶといいでしょう。
基本的には、オーバースペックにならないように気をつけ、比較的軽めに感じるものを選ぶと良いでしょう。
選手の技術や体力に合わないスペックのラケットを使用すると、スイングが崩れてパフォーマンスが低下するだけでなく、怪我をするリスクも高まります。
例えば、ストロークインパクト時にラケットヘッドが落ちてしまっていたり、サーブのトロフィーポジションで形が保てていなかったりしたら、それはオーバースペックの印です。
子供が「これがいい!」と言ったとしても、コーチや親からみて扱えていないようであれば、違うラケットを選ぶようにしましょう。
ジュニアテニスにおけるラケット選びは人それぞれ!適正を見抜く方法とは?
ここまで解説してきて言えることは、成長段階にばらつきのあるジュニアテニスの世界では一概に「このラケットを使っておけ!」というものがないということです。
同じ小学5年生の男子でも成長期に入っている子は中学生と同じような体格ですし、まだ成長期を迎えていない子は幼児と同じような体格をしています。
だから、周りの子が大人用ラケットを使っているからといって、自分も無理してそれについていく必要はないのです。
あくまでも学年や年齢ではなく、その子の技術的・体力的なレベルによるのです。
僕は、おすすめを聞かれた際には自身が契約しているメーカーの中で、様々なサイズ・重量のラケットを試打してもらうようにしています。
結局のところ、試打をしてみないと本人もコーチもわかりません。
適切なラケット選びは試してみて、スイングが崩れていないかを確認するしかないのです。
間違っても試打することなくラケットショップで「これ!」と選ばないようにしましょう。
まとめ
まだ身体の出来上がっていないジュニア選手にとって、適切なテニスラケットを使用することはとても重要なことです。
今使っているラケットが子供に適しているのか、次買い換えるときにはワンサイズあげるべきなのか、きちんと確かめてラケット選ぶようにしましょう。
ただ、ラケットやストリングにこだわりすぎて、テニスの好不調や試合結果をそのせいにしないように気をつけなくてはいけません。
ラケットやストリングなどの道具は、テニスのパフォーマンスに5%程度しか影響しないという研究もあります。
もちろん、道具に無関心でオーバースペックなものを使っていたり、何年も同じラケットを使っていたりするのは問題ですが、「自分に合ったものをきちんと選ぼう!」くらいの気概でラケット選びと向き合うことが大切なのです。
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